表向きには「新たな挑戦」「ステップアップ」と発表される卒業だが、その舞台裏には多角的な背景が存在する。早朝2時起きという過酷な生活リズムを何年も続ける肉体的・精神的負荷は想像を絶するものがある。とりわけ帯番組のプレッシャーは凄まじく、体調管理や家庭環境の変化を機に自らマイクを置く決断を下すケースは少なくない。
一方で、局側の人事戦略や世代交代の波も確実に作用している。視聴率の推移やターゲット層の若返りを図るべく、制作サイドが大きなテコ入れを断行することもある。突然の卒業発表に見える事象も、実は水面下で半年以上前から綿密にスケジュールが組まれていることが大半だ。個人のキャリア形成と番組の寿命延伸という、二つの思惑が交錯した結末が「卒業」という形をとる。