『るろうに剣心 京都大火編』『伝説の最期編』、そして『The Final』。伊勢谷友介が体現した四乃森蒼紫は、単なる敵役やライバルという枠組みを完全に踏み越えていた。修羅の道を選び、死んでいった部下たちのために修羅であり続ける男。その哀愁を帯びた佇まいは、原作ファンからも「これ以上のハマり役はない」と絶賛された。
ストイックなまでに鍛え上げられた肉体と、徹底的に叩き込まれた小太刀二刀流のアクション。CGに頼り切らない泥臭くも研ぎ澄まされた立ち回りは、当時の現場で彼がどれほどの覚悟を持ってカメラの前に立っていたかを物語っている。役への没入感がスクリーンから溢れ出していた。