日村さんが受けた治療の核心は、人工歯根を顎骨に埋め込む「歯科インプラント治療」です。一般的な差し歯やブリッジでは支えきれないほど土台の歯が崩壊していたため、残存が難しい歯を抜歯し、骨の造成手術を伴う大掛かりなオペが行われました。
報道各社の取材データや本人の証言によると、埋め込んだインプラントは上顎・下顎合わせて15本前後に達し、その治療費の総額は約500万円にのぼります。日本国内における自由診療のインプラント相場は1本あたり約30万〜45万円であるため、骨造成(GBR法やサイナスリフトなど)や高品位セラミック上部構造を含めると、まさに妥当かつ最高水準のフルリコンストラクション(全顎再建)でした。
治療を担当した歯科医師との間でも、印象的なエピソードが残されています。あまりに重度の症例だったため、通院初期は仮歯が外れたり麻酔の痛みに耐えたりと、過酷なステップの連続でした。しかし医師側の綿密な治療計画と、日村さん自身の「タレントとして口元を一新する」という覚悟が実を結び、数年間をかけた壮大なプロジェクトが完結したのです。