百獣海賊団の大看板・キングとの死闘の最中、ゾロは自らの命を削る覚悟で閻魔の要求する膨大な覇気を受け入れた。その瞬間に開花したのが「閻王三刀流」である。緑の炎のごとき闘気を纏い、地獄の大王の名を冠したこの戦闘形態は、彼が単なる剣豪から「世界最強の座」を奪取する資格者へと変貌した証左であった。
現在、物語が最終局面へと突き進むなか、最大の焦点は「三振りの刀がいつ黒刀へ至るか」という点にある。初代鬼徹の行方や、ミホークの愛刀「夜」との決定的な差異。もしゾロの手によって和道一文字、三代鬼徹、閻魔のすべてが黒刀へと覚醒すれば、前人未到の「最上大業物三刀流」が完成する。
地獄の底から這い上がってきた男が手にする三振りの刃は、もはや一介の海賊の武器ではない。世界を二段に両断し得る、神話的な領域へと足を踏み入れている。