テンポの良い罵倒と怒号が飛び交う『アウトレイジ』において、村瀬が発するセリフもファンの間で高く評価されています。虚勢から絶望へと変化していく言葉の数々が、暴力団社会の生々しい実態を浮き彫りにします。
池元に対して「兄弟、そりゃねえだろう」と詰め寄る場面から、大友組の襲撃に直面した際の「痛えじゃねえかバカヤロー!」「勘弁してくれよ大友!」という生々しい絶叫に至るまで、村瀬の言葉には保身と恐怖が剥き出しになっています。
誰一人として信じることのできない「全員悪人」の世界において、義理人情を口にしながらも真っ先に裏切られ、最後はあっけなく使い捨てられていく村瀬の軌跡は、アウトレイジシリーズ全体のテーマを如実に物語っています。