かつてはグレーゾーンとされていた路上でのコミュニケーションが、今や明確なブラックリスト入りを果たしつつある。特に2026年現在、各自治体が相次いで改正した迷惑防止条例のもとでは、「執拗さ」の定義が極めて厳格化された。相手が一度でも拒絶の意思を示した、あるいは困惑した表情を浮かべた時点で、法的な「つきまとい」の要件を満たす可能性が生じる。
落とし物を届けようと追いかけた、あるいは単純に駅への道を尋ねようとした。そんな日常のありふれた一コマでさえ、周囲の目や相手の警戒心によっては事態が暗転する。警察の現場判断も、かつての「警告」から「即時検挙」へとシフトしており、主観的な意図よりも客観的な行動データが重視される時代だ。