受給できる金額の目安を把握しておくことは、休業中の生活設計において極めて重要だ。傷病手当金の1日あたりの支給額は、原則として「支給開始日以前の連続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額を平均した額」を30日で割り、その3分の2(約67%)を掛けた金額となる。全国健康保険協会(協会けんぽ)や各健康保険組合の規程に基づき、日割りで算定される仕組みだ。
例えば、過去12ヶ月の平均標準報酬月額が30万円の会社員が、不妊治療に伴う体調不良で30日間完全休業した場合の試算を行ってみよう。日額換算の基準となる額は30万円÷30日=1万円となり、その3分の2である約6,667円が1日あたりの支給額となる。待期期間となる最初の3日分(無給)を除いた27日分が支給対象となるため、総支給額は約18万9円と試算できる。給与の全額ではないものの、固定費や医療費の支払いを支える大きな助けとなるはずだ。