アスリートに対する健康管理の目が極めて厳しくなった現在でも、プロ野球選手の推定喫煙率はおよそ20%〜30%前後と見られています。成人男性全体の平均喫煙率が20%台前半まで落ち込んでいる統計と比較すると、球界の喫煙率は依然として一般社会と同等か、やや高い水準を維持しているのが現状です。
ただし、その中身は劇的に変化しました。以前のようにロッカールーム付近で紙巻きタバコをもくもくと吸う光景は激減し、現在はIQOS(アイコス)やPloom TECH(プルーム・テック)をはじめとする加熱式タバコが圧倒的シェアを占めています。「煙や強烈な臭いがユニフォームや髪に残らない」「受動喫煙のリスクを抑えられる」といった理由から、ベテラン選手だけでなく20代の若手層でも加熱式デバイスを選択するケースがスタンダードになりました。
また、球団や球場施設の受動喫煙防止対策が進んだことで、喫煙可能なエリアそのものが厳しく限定されるようになりました。かつてのように「どこでも吸えた」時代は終わりを告げ、決められた指定スペースでひっそりと嗜むスタイルへとシフトしています。