毎週の放送を待ち望む視聴者のテンションを一気に引き上げてきた歴代のオープニング曲。その筆頭といえば、初代OPを担当した小松未歩「謎」でしょう。独特のミステリアスな旋律と疾走感は、名探偵コナンのパブリックイメージを決定づけ、後にLa PomPonによってカバーされるなど世代を超えて愛され続けています。
また、江戸川コナンの声を担当する高山みなみが所属するユニット・TWO-MIX「TRUTH 〜A Great Impression〜」は、劇中に本人役として登場するエピソードとともにファンの記憶に深く刻まれました。さらに、コナンが画面中央で無表情にパラパラを踊る映像が社会現象となった愛内里菜「恋はスリル、ショック、サスペンス」など、斬新な演出と楽曲の相乗効果もコナンの大きな魅力です。
一方で、エンディング曲には物語の余韻に浸らせる情緒的な名曲が揃っています。倉木麻衣の記念すべきアニメ初タイアップとなった「Secret of my heart」は、新一に正体を明かせないコナンの切ない心情と完璧にリンクし、今なお歴代屈指の神曲として語り継がれています。DEEN「君がいない夏」やWANDS「明日もし君が壊れても」など、90年代J-POPの哀愁をまとったメロディは、大人の鑑賞にも耐えうる深みを与えていました。