悪性リンパ腫は単一の病気ではなく、100種類以上もの詳細な病型に細分化されます。臨床現場では大きく「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」の2つに分類され、治療戦略や予後が大きく異なります。
日本人における悪性リンパ腫の約90%以上を占めるのが非ホジキンリンパ腫です。その中でも特に発症頻度が高いのが「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)」であり、笠井信輔アナウンサーが罹患した病型もこれに該当します。進行スピードが速い「中悪性度」に分類されますが、化学療法が非常によく奏効するため、進行期であっても約半数から6割以上の患者で完全寛解が期待できます。
一方、若年層にも好発するホジキンリンパ腫は、抗がん剤や放射線治療への感受性が極めて高く、ステージに関わらず80%以上の高い5年生存率を誇る病型として知られています。