真相の引き金となったのは、2009年4月に起こった「ブログでの独立宣言」だった。当時、所属事務所への不満や将来の方向性を巡るズレが生じていた野久保直樹は、自身の公式ブログで突如として「個人事務所の設立」を発表した。事前調整を欠いたこの強硬なアプローチは、旧態依然とした業界の不文律を根底から揺るがす事態へと発展した。
結果として、大手芸能プロダクションの逆鱗に触れ、テレビ各局は出演見合わせの対応を迫られた。メディアからは「事務所トラブル」「独立騒動」と大々的に報じられ、レギュラー番組を即座に降板。いわゆる“干された”状態へと追い込まれ、世間には「芸能界引退」という印象が決定づけられたのだった。