近年、軽井沢エリアでは環境意識の高まりやBCP(事業継続計画)の観点から、太陽光発電システムと大容量家庭用蓄電池を導入する「スマートハウス」が急増していた。しかし、今回の停電においては、それらの先進設備が期待通りの威力を発揮できない事例が相次いだ。
原因は、パネル上に積もった重く湿った雪だ。太陽光が完全に遮られたことで発電能力はゼロになり、蓄電池もわずか数時間で底をついた。次世代型マイクログリッド構想を進めていた自治体関係者にとっても、大雪と停電が同時に発生する「極限環境下でのエネルギー自給の壁」を突きつけられる格好となった。