この街を語る上で欠かせないのが、フィクションと現実が交錯するポップカルチャーの文脈だ。大泉洋と鈴井貴之という北海道を代表する表現者の存在は、全国のファンにこの街の怪しくも魅力的な人間模様を強く印象付けた。特に彼らが深く関わった金字塔的サスペンス映画『探偵はBARにいる』は、ススキノの雪景色とバーカルチャーを完璧に映像化してみせた。
スクリーンに登場した雑居ビルの急な階段や重厚なカウンターの空気感は、現在も街のあちこちに息づいている。ロケ地巡りを楽しむファンは後を絶たず、物語のロマンが今もこの街の夜の深みを支えている。