菅田将暉さんのヘアスタイル史を紐解くと、多種多様なパーマ技法が駆使されていることが分かります。美容室で希望を正しく伝えるためには、まずどのような種類が存在するのかを把握しておく必要があります。
1. 王道のグランジ感|ツイストスパイラルパーマ
菅田将暉さんの代名詞とも言えるのが、毛束をねじりながら螺旋状(スパイラル)にロッドへ巻き付けるツイストスパイラルパーマです。毛先がランダムに散り、独特のドライな質感と尖ったエッジが生まれます。音楽活動やプライベートの私服スナップなどで頻繁に見られるスタイルであり、古着やストリートファッションとの相性は抜群です。無骨で男らしい雰囲気を演出したい場合に最も適しています。
2. 色気と立体感|スパイラルパーマ
ツイスト(ねじり)を入れず、純粋に螺旋状に巻くスパイラルパーマは、均一で美しいウェーブの畝(うね)が生まれるのが特徴です。ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』の教師役で見せたアンニュイな知性を感じさせるヘアや、雑誌『GQ JAPAN』のグラビアなどで見せるモードな装いには、このスパイラルパーマがベースとして用いられています。大人の色気やアンニュイなニュアンスを強調したいときに最適です。
3. 襟足の遊びが決め手|ウルフパーマ
トップからサイドにかけて強めのパーマをかけつつ、襟足を長めに残したウルフパーマは、菅田さんのアイコニックなシルエットの一つです。縦長のラインが強調されるため、丸顔をカバーしたい男性にも絶大な支持を得ています。ロックテイストでありながら、襟足の柔らかなカールが首元にしなやかなニュアンスを添えます。
4. 海外ストリート風の個性派|プードルパーマ
強めの細かいカールを頭部全体にびっしりと施し、まるでプードルのような密集感とボリュームを出すプードルパーマ。菅田さんが見せる一見トリッキーな海外ボーイ風のスタイルは、この技法によるものです。前髪を下ろしても上げても成立し、あえてルーズなスウェットやオーバーサイズのジャケットと合わせることで、抜群のカルチャー感を醸し出します。
5. 伝説のポップコーンヘア|『ミステリと言う勿れ』の久能整スタイル
社会現象を巻き起こしたドラマおよび映画『ミステリと言う勿れ』で主人公・久能整を演じた際のヘアスタイルは、天然パーマを極限まで強調したような球体シルエットでした。業界内では「ポップコーンパーマ」や「ボリュームスパイラル」とも呼ばれ、非常に細いロッドで根元から徹底的に巻き込み、熱と薬剤でボリュームを極大化させています。完全再現には相応の髪の長さと毛量、そして強い覚悟が求められる上級者向けスタイルです。