デニム選びで最も重要な指標のひとつが、生地の厚みと重さを示す「オンス(oz / 1平方ヤードあたりの重量)」です。数値が大きくなるほど生地は厚く硬くなり、小さくなるほど薄手で軽快になります。
生地の仕上げ状態によっても呼び名が異なります。一度も水を通していない未洗いの糊付き状態を生デニム(リジッド / ノンウォッシュ)と呼び、穿き始めの硬さや洗うことによる縮みを前提に「自分だけの1本をゼロから育てる」醍醐味があります。これに対し、工場で一度水洗いして縮みを落ち着かせたワンウォッシュ、ユーズド感を人工的に再現したダメージ・ブリーチ加工デニムなどがあります。
また、旧式力織機(シャトル織機)でゆっくりと織り上げられ、生地端にほつれ止めの耳がついたセルビッチデニム(赤耳)は、生地表面の独特な凹凸感とヴィンテージならではの風合いから、世界中のファッショニスタから高値で取引されています。
現在、世界の高級メゾンやデニムファンが絶大な信頼を寄せるのが、日本の「岡山・児島デニム」です。伝統的な藍染め技術、熟練職人による旧式織機の調整、緻密な縫製、世界最高峰のハンドウォッシュ・シェービング加工技術が凝縮されており、世界的なデニムの聖地として確固たる地位を築いています。
パンツとしてのシルエットにも多彩な種類があり、スタイリングに合わせて選ばれます。
- ストレート:太ももから裾まで直線的な王道シルエット。あらゆる体型・服装にマッチ。
- テーパード:太もも周りにゆとりがあり、足首に向かって細くなる現代的なすっきりシルエット。
- スキニー:脚のラインにぴったり沿う細身設計。伸縮性のあるストレッチデニムが主流。
- ワイド / ルーズ:全体的にゆったりとした太めのライン。トレンド感とリラックス感を演出。
- フレア / ブーツカット:膝から裾にかけて広がるデザイン。脚長効果が高いクラシックスタイル。