白いどんぶりを巡っては、「出汁の着色汚れや油膜が目立つのではないか」「プラスチックのように安っぽく見えてしまうのではないか」といった懸念の声がネット掲示板やSNSで散見されます。しかし、これらの多くは素材選びと形状設計の誤解に起因しています。
誤解1:使っていくうちに茶渋や出汁の色が染み付く?
これは陶土の粒子が粗い低価格な陶器(土もの)に限られた現象です。高温で焼き締められた磁器うどん椀や、良質なガラス質釉薬でコーティングされた美濃焼であれば、ガラスと同等の無浸透性を誇るため、出汁やカレーうどんのスパイシーな色素であっても中性洗剤で簡単に洗い流せます。
誤解2:ラーメン鉢と同じ形状で代用すると不恰好になる?
白無地の器だからといって、一般的なラーメン鉢白い器にうどんを盛り付けると、どこかアンバランスな印象を与えてしまいます。ラーメン鉢はスープの油膜を保ち麺を泳がせるために口径が広く浅めのテーパー型が多いのに対し、うどん鉢は出汁の熱を閉じ込め、立ち上がる湯気を美しく集めるために「深さと胴の丸み」を持たせた設計になっています。うどん特有のふくよかな盛り付けを活かすには、口径18〜21cm、深さ8〜9cm前後の専用プロポーションが不可欠です。