この宿命的な対立構造は、現代の映像表現にも引き継がれている。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが製作した映画『ピーターラビット』シリーズでは、原作の持っていた毒気とテンポ感あふれるアクションが融合し、現代的なエンターテインメントへと昇華された。映画のなかでもマグレガー一族とピーターたちの因縁は重要視され、父親の無念を胸に秘めたピーターの反骨心がストーリーをパワフルに引っ張っていく。
現在ではNetflixやAmazonプライム・ビデオなどの配信サービスを通じて、世界中の新しい読者や視聴者がこの物語に触れている。画面の向こうで繰り広げられるウサギと人間の熾烈な知恵比べは、可愛いキャラクターの枠を超えたリアルな生存劇として、今なお観る者に強烈な印象を与え続けている。