今でこそ誰もが知るヒット商品となった「ポテトチップス しあわせバタ〜」だが、開発当初は社内でも挑戦的な試みと捉えられていた。
「ポテトチップスに甘いハチミツとバターを合わせる」という発想は、当時の開発チームにとっても大きな賭けだった。甘すぎればお菓子というよりスイーツに寄りすぎてしまい、ポテト本来の旨味が消えてしまう。逆に塩味が強すぎれば、どこにでもあるフレーバーに埋もれてしまう。開発陣は何百回もの試作を重ね、素材の配合比率をミリグラム単位で調整し続けた。
試行錯誤の末に完成したのが、4つの素材が奏でる「四重奏(カルテット)」だ。一口目のインパクトから噛みしめた後の余韻まで、完璧なストーリーを描く味わいは、カルビーの技術力と情熱の結晶と言える。