SNSや学内掲示板を定点観測すると、学期開始直後と定期試験前の2つの期間において、学生たちの不満と焦燥感がピークに達することが鮮明に浮かび上がります。
「新学期の朝、Moodleが開かなくて1限のZoomリンクが手に入らない」「課題の締切3分前に画面が固まり、提出ステータスが未提出のまま日付が変わった」といった投稿は、毎学期のように繰り返されています。特に新歓期から始まる千葉大学Moodle履修登録のシーズンは、教務システムと学習管理システム双方に数千人規模のトラフィックが集中します。
千葉大学オンライン授業システムを支える千葉大学情報基盤センターの技術広報や学内アナウンスによると、クラウド基盤の動的スケーリングや帯域増強などの対策が年々強化されています。しかしながら、全学必修科目のレポート提出時刻が「23:59」に設定されている場合、その直前15分間に数千リクエストが単一の提出モジュールへ殺到するため、局所的なタイムアウトや遅延をゼロに抑えることは技術的に極めて困難です。
現役学生への聞き取り調査でも、「締切直前にサーバーが落ちた経験をしてからは、必ず当日の昼休みまでにPDF化してアップロードするようになった」という自衛の声がある一方で、「講義によって外部のアンケートフォームや別システムが併用され、どこに何を提出すればいいのか混乱する」といった、インターフェースの複雑化に対する戸惑いも浮き彫りになっています。