火のない所に煙は立たないと言われるが、デジタル空間では小さな誤解が巨大な炎へと化ける。発端は、ソーシャルメディア上の更新頻度の変化だった。幼少期から凄まじいスピードでコンテンツを発信し続けていたアカウントで、一時的に露出が控えめになった時期がある。これを目ざといユーザーが「重病を患って入院しているのではないか」「過酷なトレーニングで関節や内臓を壊したのではないか」と邪推したことが、噂の導火線となった。
子どもの筋肥大に対する医学的懸念が一般論として議論されるなか、彼特有のバキバキに割れた腹筋や筋繊維が浮き出る写真は、一部のオーディエンスに「不健康な鍛え方」という先入観を植え付けてしまった側面も否めない。だが、これらは事実に基づかない印象論が独り歩きした典型例と言える。