発売当時の日本はバブル崩壊の入り口にあり、昭和から平成へと空気が移り変わる過渡期でした。世間では当初、未成年ヌードへの賛否両論やモラルを巡る激しい議論が巻き起こったものの、実際に写真集が公開されると、その圧倒的な映像美に多くの批判の声は沈静化していきました。扉の前に佇むカットや、井戸水を使った素朴なシーンなど、いやらしさを一切排除した構図は多くのクリエイターに衝撃を与えました。
SNSやWebコミュニティが発達した現代においても、『Santa Fe』はネット上でたびたびトレンドに浮上します。「今見ても全く古さを感じない」「下品さが1ミリもなく、絵画のように美しい」「ここまでの覚悟を持った10代の表現者は他にいない」といった称賛の声が20代〜30代の若い世代からも寄せられています。時代を超えて評価され続ける背景には、単なる露出の話題性ではなく、写真作品としての絶対的な完成度の高さがあります。