1999年3月にフジテレビを退社した中村江里子さんは、2000年9月にフランス人実業家シャルル・エドワード・バルト(Charles-Edouard Barthes)氏と結婚し、生活の拠点をパリへと移しました。
ふたりの出会いは、中村さんのフジテレビ在籍時代に遡ります。1997年、取材で訪れたパリのホテルでエレベーターを待っていた際、偶然乗り合わせたのがバルト氏でした。その後、日本で開催されたイベントのレセプションパーティーで運命的な再会を果たします。バルト氏は中村さんの知性と凛とした美しさに強く惹かれ、猛烈なアプローチを開始しました。
国際遠距離恋愛を経て結ばれたふたりですが、夫のバルト氏が中村さんに捧げた「究極の愛の形」として知られているのが、高級エイジングケアブランド「エヴィドンス ドゥ ボーテ(EviDenS de Beauté)」の誕生です。もともと極度の敏感肌で、ヨーロッパの強い乾燥や硬水による肌荒れに悩んでいた中村さんのために、バルト氏が日本の先進的なバイオ技術者と協力し、数年の歳月をかけて肌に優しい高品質スキンケアを開発しました。このエピソードは、現在も美容業界やファンの間で語り草となっています。
パリ移住の理由について、単なる「玉の輿婚による優雅な海外暮らし」と見る向きもありましたが、本質は異なります。当時の過熱しすぎたマスコミの追跡取材やプライバシーのない生活から距離を置き、1人の女性として自立した人生と家庭を築くための、熟慮を重ねた上での重大な決断だったのです。