デヴィ夫人が「事件」の当事者として世界的なニュースとなった最も有名な出来事といえば、1992年に米コロラド州アスペンで起きた暴行騒動だ。高級リゾート地で開催されたパーティの席上、フィリピン元大統領の孫娘と激しい口論となり、手にしていたシャンパングラスで相手の顔面に負傷させたとして逮捕された。この事件により彼女は傷害罪で禁錮60日(実質37日間の拘留)の判決を受け、実際に拘留施設へ服役することとなった。
海外メディアは「元大統領夫人の監獄生活」としてセンセーショナルに報じたが、本人は後年、拘留中の生活を「素晴らしい体験だった」と軽やかに語り、周囲を呆れさせた。また国内においても、テレビ番組の収録中に共演者と揉め、平手打ちを見舞ったとして暴行容疑で書類送検されるなど、自らの信念を曲げない気性が数々の激しい摩擦を生んできたことは間違いない。