インスタントラーメンの祖・安藤百福が生み出した日清食品のDNAは、常に挑戦とリニューアルの歴史とともにあった。長年愛されてきた日清焼そばU.F.O.も例外ではなく、時代に合わせて幾度もの味覚アップデートを重ねている。
とりわけ大きな転機となったのが「U.F.O.濃い濃い濃厚ソース」への進化だ。旨味成分と香辛料の配合を極限まで高め、一口目のインパクトを重視した設計へとシフトした。しかし、このリニューアルが昔からのライトな味わいを好んでいた長年のファンに「味が変わりすぎて重くなった」という印象を与えてしまった一面も否めない。イノベーションへの飽くなき探求が、皮肉にも一部の離脱を生む結果となった。