二人の関係が急速に縮まるきっかけとなったのは、2012年に公開された園子温監督の映画『ヒミズ』での共演でした。この作品で二階堂ふみは、ヴェネツィア国際映画祭で日本人初となるマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人俳優賞)を受賞し、一躍若手実力派としての地位を確立しました。同作には新井浩文も重要な役どころで出演しており、現場での濃密な映画制作を通じて互いの表現力や感性に惹かれ合っていったと当時の制作関係者は振り返ります。
世間に二人の関係が広く知れ渡る契機となったのは、2013年3月に写真週刊誌『FRIDAY』が報じた都内焼肉店でのデート報道でした。当時、二階堂ふみは18歳、新井浩文は34歳。実に16歳の年齢差を誇る年の差カップルの誕生は、映画ファンのみならず芸能界全体で大きな話題を呼びました。報道では、二人で仲睦まじく食事を楽しみ、お揃いの指輪を身につけていた様子が詳細に伝えられています。
サブカルチャーへの造詣が深く、独自の美意識を持つ二階堂にとって、映画界で独特のアウトローな存在感を確立していた新井は、単なる共演者を超えた刺激的な表現者の先輩として映っていたことが当時のインタビューの端々からも窺えます。