ペローの古典を深化させつつ、視覚的・芸術的な美しさを完成させたのがウォルト・ディズニーの美学だ。ウォルト・ディズニー・カンパニーが長年培ってきた名作アニメーション『眠れる森の美女』の背景美術や色彩設計へのオマージュが、グラスの煌めきや照明の陰影に色濃く映し出されている。
近年、Disney+でのデジタル配信を通じて往年の名作が若い世代にも再評価されている。映画の中で描かれた中世ヨーロッパ風の壮麗なゴシック様式と、アイコニックなカラーパレットが空間デザインとリンクする。クラシック映画のファンであれば、誰もが息をのむような再現度とこだわりが詰まっている。