当時の記録を改めて見返す「日米国賓訪日プロジェクト」の検証作業において、当時の日米関係を劇的に和らげた隠れた要因として第一女性同士の信頼関係が挙げられている。政治的な駆け引きが火花を散らす首脳会談の裏で、彼女たちの穏やかな交流が雰囲気を和らげ、結果として両国の外交関係に大きな安心感をもたらした。
準備段階において宮内庁側もホワイトハウス側も、文化の違いやプロトコルの相違に細心の注意を払っていた。しかし、いざ対面が実現すると、懸念されたようなぎこちなさは一切見られなかった。事前の入念な準備と、本人の高い教養が融合したとき、外交は洗練された芸術へと昇華することを物語っている。