華やかなパフォーマンスの裏には、過酷極まりない肉体的負担が存在する。真夏の神宮球場は、人工芝からの照り返しで地表温度が40度を超えることも珍しくない。その猛暑の中で、重厚なスーツを着用し、数時間にわたって激しい動きやファンサービスをこなす。まさに命がけの作業だ。
長年の着用による関節や腰への負担、熱中症のリスクと背中合わせの環境。それでも、球場に一歩足を踏み出せば疲れを一切見せず、常に「つば九郎」であり続ける。2000試合出場という偉業を達成した背景には、自己管理の徹底と、愚直なまでのタフネスがあった。マスコットの枠を超えたアスリート並みの肉体精神力が、そこには秘められている。