どれほど優れた道具を揃えても、力任せに引っ張るだけでは作業時間は短縮できない。現場で活躍する施工職人は、道具のポテンシャルを極限まで引き出す独自の手順を実践している。
まず、目地の両端(側面)に専用カッターで薄くスリットを入れ、密着を切ることが第一歩だ。その後、中央部分に剥がし具の刃を滑り込ませることで、まるでリボンのように一気に古いシーリングが剥がれ落ちる。残った細かな皮膜には、市販のリムーバー(溶解剤)を併用して柔らかくしてから専用スクレーパーで撫でるように取り除くのが、下地を一切傷つけないプロの技だ。