こうした動きに対し、プロのファンドマネージャーや機関投資家は苦々しい表情を隠さない。ある外資系証券のアナリストは「ファンダメンタルズ(企業の財務状況)を完全に無視したマネーフローは、市場の健全な価格発見機能を阻害している」と警告する。実際、彼らが標的にした銘柄の株価は、実体価値から大きく乖離した動きを見せる。
だが、個人投資家側にも言い分はある。「機関投資家だってアルゴリズムを使って個人をカモにしてきたではないか」という反発だ。これは、かつて米国で起きたゲームストップ株騒動の日本版とも言える構図であり、既存の金融秩序に対する一種の反乱という側面も持ち合わせている。