日本の芸能界におけるギャラシステムは、大きく分けて「完全固定給制」「固定給+歩合給」「完全歩合制」の3パターンに分類されます。かつての旧ジャニーズ事務所は、デビュー組であっても年功序列を基盤とした「手厚い固定給+ボーナス」という日本的雇用慣行に近い形態を採用していました。この仕組みは、仕事が激減した時期でも生活が保障される一方、爆発的なヒットを記録しても即座に報酬へ跳ね返りにくいという側面を持っていました。
しかし、新体制となった現在では芸能人給与システム真相の透明化が進み、タレント自身が契約形態を選択できる仕組みが定着しています。具体的には、事務所がスケジュール管理や営業を包括的に行う「マネジメント契約」と、仕事の決定権や権利をタレント側が握る「エージェント契約」の二軸です。
これに伴い、従来のジャニーズ給料制歩合制のバランスは大きく変化しました。エージェント契約を結ぶトップタレントの場合、事務所取り分割合は一般的な芸能プロダクション(事務所5〜7:タレント3〜5)の水準から逆転し、タレント取り分が70%〜80%規模に達するケースもみられます。個人のブランド力と発信力がそのまま報酬へ直結する実力主義の時代へ突入したといえます。