Macの画面にログインできないトラブルに直面した際、最優先すべきは「むやみに電源を強制終了し続けないこと」です。現在のmacOSは堅牢なセキュリティチップ(Apple T2やAppleシリコンのSecure Enclave)と強固に結びついており、誤った操作を繰り返すとセキュリティ保護機能が働き、待機ペナルティ時間が延びてしまいます。
焦る気持ちを抑え、まずはログイン画面上に表示される「救済のサイン」を見逃さないようにしてください。通常、パスワードを3回〜数回連続で間違えると、入力欄の下に「?(クエスチョンマーク)」または「Apple IDを使用してリセットできます」というテキストメッセージが出現します。これが表示された場合、最もシンプルな手順でMacパスワード初期化せずに解除することが可能です。
具体的な手順は以下の通りです:
- 入力欄の横に表示された「?」または矢印アイコンをクリックし、復旧メニューを展開する。
- サインインに使用している「Apple ID(Apple Account)」とパスワードを入力する。
- 画面の指示に従い、新しいログインパスワードとパスワードのヒントを設定する。
- 「再起動」をクリックし、新しく設定したパスワードで通常通りデスクトップにサインインする。
もしApple IDの連携アラートが出ない場合でも、画面下部に「復旧キーを使用してリセット」という選択肢が現れることがあります。これはディスク暗号化機能であるFileVaultをセットアップした際に発行された英数字の文字列です。これらログイン画面からの直接介入が通じない場合は、次項で解説する「macOS復旧モード」へとステップを進めます。