町の中心部を歩くと、目に入るのは漆喰(しっくい)を塗る独特の工法で作られたなまこ壁の建物群だ。塗料の白い盛り上がりが「ナマコ」に似ていることからその名がついたこの壁は、防火性や保温性に優れ、江戸時代から明治・大正期にかけて富を成した豪商たちの邸宅に用いられた。日差しが傾くと、黒い平瓦と白い漆喰のコントラストが立体的な影を作り出し、まるで路地全体がアートギャラリーのような佇まいを見せる。「近藤邸」や「中瀬邸」といった歴史的建造物が立ち並ぶ通りを歩けば、まるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれる。隠れた裏路地には趣あるカフェや民芸店が点在し、カメラを手にのんびり歩くには格好のエリアだ。
セカチューの聖地・松崎町へ!なまこ壁と絶景が奏でる極上ロケ地旅
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