スタンダードな処方を維持しつつも、世界基準のカクテル規範を示す国際バーテンダー協会の周辺では、新しい試みが次々と生まれている。2026年のスタイルとして注目を集めているのが、自家製クラフトソーダやハーブを用いたアロマティックなアレンジだ。
例えば、ローズマリーやタイムを添えてスモーキーな香りをまとわせたスタイルや、ブラッドオレンジを使用して果実味のグラデーションを強めた一杯が人気を呼んでいる。アマレットが持つナッツや杏仁のような甘やかな芳香は、ハーブやスパイスの刺激と驚くほど相性が良い。クラシックな骨格を守りつつ、個性を足し算していく柔軟性こそが、このドリンクが時代を超えて愛される理由と言えるだろう。