目の表面にある角膜は、本来「涙の層」によって均一に覆われ、光を綺麗に屈折させて網膜へと届けるレンズの役割を果たしています。しかし、まばたきの回数が減ったり涙の成分バランスが崩れたりすると、目の表面が露出して乾燥し、角膜の上皮に微細な傷が生じます。
この傷ついた角膜表面に外からの光が入ると、光が不規則に散乱する「乱反射」が発生します。その結果、普段なら気にならない室内の照明やディスプレイのバックライトであっても、突き刺さるようなまぶしさを感じるようになります。これが、目がしょぼしょぼする不快感とまぶしさが同時に現れる決定的な理由です。
また、医学的に光を異常にまぶしく感じる状態を「羞明(しゅうめい)」と呼びます。羞明が疑われる病気には、表面的な角膜トラブルだけでなく眼球内部の炎症も含まれるため、違和感が続く場合は慎重な観察が欠かせません。