都市化によるヒートアイランド現象を抱える東京では、体感的な涼しさを判断するうえで2つの明確な基準値が存在します。
第1の基準は日中の活動に関わる「最高気温30度未満(真夏日からの脱却)」です。日中の気温が30度を下回ると、直射日光の肌を刺すような痛みが和らぎ、日陰に入った際の心地よさが格段に増します。東京における真夏日連続記録が途切れるのは、平年並みであれば9月下旬、2026年の予測では9月25日前後がひとつの有力な節目となります。
第2の基準であり、身体への負担軽減に直結するのが「最低気温25度未満(熱帯夜の終わり)」です。夜間の気温が25度を下回ることで、自律神経を休ませる質の高い睡眠が確保できるようになります。東京心部での熱帯夜の解消は9月中旬以降に本格化し、朝晩の窓を開ければ心地よい風が通り抜ける時間が増えていきます。