スマイレージの歴史を語る上で欠かせないのが、メンバーたちの卒業とそれに伴う人生の選択だ。初期メンバーとしてグループの顔だった前田憂佳は、学業への専念と普通の女性としての生活を望み、絶頂期の中で芸能界を引退した。彼女の透明感あふれる歌声とビジュアルは、今なお語り継がれる伝説となっている。
一方、稀代の作詞センスを秘めていた福田花音は、グループ卒業後に作詞家として新たな才能を開花させ、多様なアーティストへ楽曲を提供しながら自身の表現世界を広げた。また、学業と芸能活動の両立を目指した小川紗季の早期脱退も、当時のファンに大きなインパクトを与えた出来事であった。
そして初代リーダーを務めた和田彩花は、グループがアンジュルムへと進化を遂げた後も長年にわたりグループを牽引。卒業後は美術史の研究者やソロアーティストとして活動し、フェミニズムや表現の自由を発信する独特の立ち位置を確立している。それぞれが選んだ道は異なれど、グループで培った個性が現在のキャリアの根幹を支えているのは間違いない。