絵本『かさのすけ』の魅力を100%引き出すためには、読み手のちょっとした演出テクニックが効果を発揮します。読み聞かせの現場で実践されている3つのポイントを紹介します。
1. オノマトペに「身体の動き」を連動させる
傘が開くシーンや風を受けるシーンでは、声の抑揚だけでなく、絵本を少し前後に動かしたり、読み手自身がパッと手を開くようなジェスチャーを交えると、幼児の視線がより集中します。
2. 「間(ま)」を意識してハプニングを強調する
かさのすけがピンチに陥るページをめくる直前には、あえて1〜2秒の「沈黙」を作ります。「どうなっちゃうんだろう……?」という緊張感を持たせることで、次のページを開いたときの笑いと解放感が倍増します。
3. 読後のリアル体験とリンクさせる
読み終えた後、「今日のおうちの傘はどんなお顔をしているかな?」「雨が降ったら、みんなの傘も冒険に行くかもしれないね」と言葉をかけることで、絵本の世界と現実の生活が地続きになり、想像力の広がりを促せます。