「大事なプレゼンに向かう途中で、バッグに付けていたガラス玉が突然『パチン』と音を立てて割れた。直後にヒヤリとするトラブルを回避できた」。都内に勤務するマーケターの女性はそう振り返る。このような報告は決して珍しくない。強い嫉妬や悪意、いわゆる「邪視(悪魔の目)」を受けた際、ナザール・ボンジュウが自ら砕け散ることで持ち主の身代わりとなり、難を逃れるという民間伝承だ。
実際に『効果があった』と証言する人々の体験談には共通点がある。体調不良の急激な回復、負の人間関係の断捨離、あるいは突発的な事故からの無傷の生還——いずれも青いガラスが亀裂を生じさせたり粉々に割れた直後に訪れている。科学的な因果関係の立証は容易ではないが、負のエネルギーを集中的に吸収して限界に達したときに物理的破壊が起きるという「身代わり説」は、何世代にもわたり世界中の人々の心を捉えて離さない。