憧れの会場である一方、最も気になるのが「実際の費用」です。ザ・プリンス パークタワー東京における結婚式の平均費用相場は、ゲスト70名で約380万〜460万円前後が一般的なボリュームゾーンとなっています。しかし、ブライダルフェア等で最初に提示される初期見積もりは「約300万〜340万円」前後であることが多く、最終請求額との間に50万〜100万円以上の差が生じるケースが珍しくありません。
この見積もりの値上がりには、結婚式業界特有の明確な構造的理由が存在します。主な要因は以下の3点に集約されます。
第1に、ウェディングドレス・タキシードの衣装差額です。初期見積もりに含まれる衣装プラン枠(例:ドレス20万円、タキシード10万円分など)は最低限の基本ランクに設定されていることが多く、提携ドレスサロンで実際に人気の新作やインポートドレスを選ぶと、1着あたり10万〜25万円前後の追加料金が発生します。
第2に、披露宴会場の装花とテーブルコーディネートです。スカイバンケットや広々としたボールルームは空間自体が洗練されている反面、標準プランの装花ではやや寂しく見えてしまうことがあります。東京タワーの景観に引けを取らない華やかさを求め、メインテーブルやゲストテーブルの装花をグレードアップすることで、15万〜30万円ほど加算されます。
第3に、料理コースとフリードリンクのランクアップです。標準コースでも十分なクオリティは保たれていますが、「国産牛フィレ肉への変更」や「乾杯酒のシャンパン指定」など、ゲストへのおもてなしを重視する過程で、1名あたり3,000円〜5,000円程度の単価アップが生じます。70名規模であれば、これだけで20万〜35万円の増額となります。