玄海国定公園 七ツ釜は、火山活動によって形成された玄武岩層が、玄界灘の激しい波浪によって数万年以上の歳月をかけて浸食されて生まれた奇勝です。断崖にはまさに釜を並べたかのように7つの洞窟(海食洞)が整然と並び、最大のもので間口約3メートル、奥行き約110メートルに達します。
地質学的な最大の特徴は、マグマが冷え固まる際に規則正しく収縮して生じる「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」の見事な発達です。垂直に切り立つ岩肌は、まるで無数の六角柱を束ねた巨大な彫刻群のようであり、地学的な学術価値の高さから佐賀 七ツ釜 天然記念物として指定を受けました。
海上からはコバルトブルーからエメラルドグリーンへと表情を変える透明度の高い海水と洞窟内の暗がりが織りなす神秘的なコントラストを体感でき、陸上からは玄界灘を一望する大パノラマが広がるなど、自然の造形美を五感で味わえる名所として定着しています。