Q1:アキレス腱が切れる数日前に、どのような前兆サインや痛みが出やすいですか?
A1:最も代表的な前兆は「朝起きた瞬間の足首後方の強いこわばり」と「ストレッチしても取れないふくらはぎの異様な張り」です。また、歩行開始時にアキレス腱あたりがピキッと痛む、靴の履き口が当たる部分を指でつまむと強い圧痛があるといった症状も、腱変性(微細な損傷)が進んでいる危険な警告サインです。
Q2:足首を動かせて普通に歩ける場合でも、アキレス腱が断裂している可能性はありますか?
A2:十分にあり得ます。足首を曲げる筋肉には長母趾屈筋や後脛骨筋などの補助筋があるため、腱が完全に切れていても踵を着いたすり足歩行であれば歩けてしまう人が少なくありません。「歩けるから大丈夫」と過信せず、「片足でのつま先立ちができるか」を確認してください。つま先立ちができなければ直ちに受診が必要です。
Q3:ふくらはぎやアキレス腱に強い違和感がある時、強くマッサージしても良いですか?
A3:腱実質への強い指圧や激しいマッサージは絶対に避けてください。微小断裂が生じている部位を力任せに揉むと、炎症を助長し腱組織の脆化を一気に加速させる恐れがあります。違和感がある時は運動を直ちに中止して安静を保ち、氷嚢などで患部を冷やした上で、専門医の超音波検査を受けて腱の状態を確認することが先決です。