「息ができないほどの押し合いだった」「怒号が飛び交い、警備員の声が全く聞こえなかった」。当日現場に居合わせた利用客は、異口同音に当時の混乱ぶりを語る。入り口周辺のスペースには、朝6時の段階で既に数百メートルに及ぶ長蛇の列が形成されていた。店舗側が想定していた待機エリアを遥かに超えた人波は、近隣店舗の敷地や一般の歩行者通路まで浸食していった。
混乱を加速させたのは、SNS上での情報錯綜だった。X(旧Twitter)上では「整理券の配布が打ち切られた」「すでに完売した」といった真偽不明の情報が瞬く間に拡散。これにより焦った一部の集団が前方へ無理に押し寄せ、押し合いへしあいの状態が発生したのである。