医学界やヘルスケア産業も、この動きを無視していない。寿命学やアンチエイジング研究の権威である白澤卓二医師は、「お酒という生活の楽しみを維持しながら健康を守る上で、手軽に栄養を補給できるグミの活用は非常に理にかなっている」と指摘する。さらに、グミをしっかり「噛む」という咀嚼行動そのものが脳の満腹中枢を刺激し、お酒の飲み過ぎやシメのラーメンといった暴飲暴食を自然に抑える二次的効果も大きい。
こうした市場の熱気を受け、機能性表示食品業界では熾烈な開発競争が繰り広げられている。その牽引役となっているのが、グミ界の巨頭・UHA味覚糖だ。同社は単なる菓子にとどまらず、ビタミン群や肝臓エキスを効率よく吸収できる高機能グミを相次いで投入。独自技術によって有効成分の吸収率を高めつつ、お菓子としての美味しさを犠牲にしない製品化に成功した。
お菓子で体を整える——そんなかつての常識を覆す製品が、現代の酒乗りたちを支えている。