交通の遮断以上に住民の神経を逆撫でするのが、一部の参加者や観客によるマナー欠如だ。給水所で配られた紙カップやエナジージェルの空き袋が路上に散乱し、風にあおられて住宅街の敷地内に流れ込むケースは後を絶たない。大会スタッフによる清掃活動が行われるものの、路地裏に放置されたゴミまでは手が回らないのが実情だ。
さらに近年、YouTubeなどで拡散される悪質なマナー違反動画が物議を醸している。住宅の植え込みへの排泄行為や、私有地のブロック塀に勝手に腰掛けて休息する姿が捉えられ、ネット上でも批判が殺到した。また、早朝から響き渡る拡声器の大音量や、応援団の太鼓・歓声に対する苦情も深刻だ。かつて日本の陸上競技が大切にしてきた周囲への配慮や静謐さとは対極にある狂騒状態に、沿道住民の忍耐は限界を迎えつつある。