家庭生活の充実と比例するように、彼女のキャリアは深みを増してきた。特に重厚なヒューマンドラマ作品における評価は極めて高い。映画『幼な子われらに生まれた』で見せた、複雑な家族関係に揺れる妻役の迫真の演技は、各方面から絶賛を浴びた。
さらに、社会派映画『福田村事件』でも圧巻の存在感を発揮。歴史の波間に埋もれた人間の業や葛藤をリアルに体現し、日本映画産業における確固たるポジションを証明してみせた。年齢と経験を重ねるごとに増していく彼女の演技の幅は、私生活での豊かな経験や家族との時間が確かな糧になっていることを物語っている。