しかし、エンターテインメントの光の裏には、無視できないリスクと身体的危険が潜んでいる。あまりの過酷な辛さは、摂取者に強烈な腹痛や数時間に及ぶ痙攣をもたらす。実際に試食したエド・カリー氏本人でさえ、「完食後、3時間半にわたって腹部に強烈な激痛が走り、大の字になって苦しんだ」と証言している。
医療専門家は、過度なカプサイシンの摂取が脳血管攣縮や劇発性頭痛を引き起こすリスクを警告する。こうした背景から、現在ペッパーXの生の種子や苗木は一般市場には一切流通していない。パッカーバット・ペッパー・カンパニーは知的財産権を厳格に管理しており、一般消費者が手に入れられるのは、厳密に配合量が調整された加工ホットソースなどに限られている。食品産業においても、安易な事故を防ぐための取り扱い基準が議論される事態となっている。