クラブキャリアにおいても、彼の足跡は極めてドラマチックだ。強豪FCゼニト・サンクトペテルブルクでは主将を務め、国内タイトルを総なめにする黄金期を築き上げた。しかし、契約延長を巡るフロントとの軋轢や、新監督の戦術的構想から外れたことにより、長年過ごした絶対的王者のクラブを去る決断を下す。
トルコへの短期挑戦を経て、彼が再起の地に選んだのが首都の名門FCロコモティフ・モスクワだった。移籍決定の裏には、複数の欧州クラブからのオファーを拒否し、自らの価値を再証明するために慣れ親しんだロシア・プレミアリーグへの復帰にこだわったという流出情報もある。「ジューバは金ではなく、自らを真に必要としてくれる熱量を求めていた」。当時の代理人が語る裏話からは、名声に甘んじないフットボーラーとしての矜持が浮き彫りになる。