2005年夏の甲子園で、優勝した駒大苫小牧と並び鮮烈なインパクトを残したのが大阪桐蔭高校でした。投打の軸となった2人のドラフト1位候補が魅せたパフォーマンスは、高校野球史に残るハイライトとして今も語り継がれています。
まず球場をどよめかせたのが、剛腕レフティの辻内崇伸投手です。初戦の春日部共栄戦で当時の甲子園左腕最速タイとなる球速156km/hをマーク。藤代戦では大会タイ記録となる19奪三振を奪うなど、荒削りながらも打者を力でねじ伏せる圧倒的なピッチングを披露しました。
そして打の主役となったのが主砲の平田良介選手です。準々決勝の東北戦において、清原和博(PL学園)以来となる甲子園1試合3本塁打を記録。レフト、バックスクリーン、ライトへと全方向へ叩き込んだ驚愕のアーチは、甲子園のスタンドを熱狂の渦に巻き込みました。この年の大阪桐蔭は、個々のタレント性において歴代最強クラスと評されるにふさわしい輝きを放っていました。