環境への配慮とクリエイティビティの融合も、現在のムーブメントを牽引する重要な要素だ。愛知県一宮市の尾州エリアをはじめとする国内のテキスタイル産地で発生するデッドストックの毛糸や、アパレル製造の過程で捨てられていたアップサイクル糸を活用するスタジオが増加している。
産業廃棄物となるはずだった高品質な糸が、個人の手によって世界に一つだけの作品へと生まれ変わる。単に美しいものを作るだけでなく、ものづくりの背景にある環境的ストーリーへの共感が、感度の高いユーザーを惹きつけてやまない。持続可能な素材選びそのものが、制作者自身のアイデンティティとなっている。